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雪止め瓦の設置

積雪の際の雪落下による事故を防止する目的でご依頼いただきました

深谷市 K様

雪止めが未設置であったために2014年の大雪の際、お住まいの周りが雪で埋まったご経験を元にご検討されていました。
同年の大雪では雪の落下で1階屋根が損傷したり、隣家に被害を及ぼしてしまったりしたケースもあり、関東地方でも雪止めの重要性が再認識された出来事でした。

今回の工事のポイント

ご要望タイトル画像お客様はこの様にお考えでした

1雪の落下による事故や被害を防ぐために雪止めを付けたい

雪の落下による事故や被害は2階の屋根から雪が落下することによって発生する場合がほとんどですから、2階の屋根のみに設置すれば十分です。
ただし、お住まいの付近を通る人を対象にした場合は1階の屋根にも付けた方が良いと思います。

2雪止め瓦と雪止め金具の両方を見積もって欲しい

雪止めには瓦と同質の雪止め瓦と金属製の雪止め瓦の2種類があります。それぞれの特徴を比較したうえでご選択することをお勧めします。

工事完了後の屋根です

ズレてしまって重なりが少なり、勾配が緩やかになってしまった瓦もしっかりと対策できました。

雪止め瓦の設置前
雪止め瓦の設置前の画像

瓦の表面にガラス質の釉薬が掛かっているため、上に降った雪が非常に滑りやすい瓦です。

雪止め瓦の設置後
雪止め瓦の設置後の画像

既存の瓦と同質の瓦ですが、製造メーカーが異なることから若干色が異なることがあります。

現場工事着工前の取り組み。 まずは、どこで雨漏りしているのかを突き止めます。

葺き替え工事のポイント

雨漏りしている場所の特定

雨漏りしている場所の特定

お住まいの中で実際に雨漏りしている場所を拝見します。(画像の図面がお住まいの実際の図面であるとします。)
この時、赤丸部分で雨漏りしていたと仮定すると、雨漏りしている場所が図面の中でどこに位置しているかを把握しておきます。

実際に屋根に上がって、赤丸の位置が屋根ではどこにあたるのか見当を付けます。

該当する場所の瓦を剥がして屋根下地の状態を確認します。

雨漏りの痕跡が発見出来たら、雨漏り場所の特定は成功です。

実際に雨漏りしていた場所
雨漏りしていた場所の画像

お住まいの中で雨漏りしている場所から推測して、ここでは?と見当を付けて瓦を剥がした場所の画像です。

屋根下地の木材がが無く、ぽっかりと口を開けている場所が実際に雨漏りしていた場所です。
土葺きの時代には下地の木材が完全に敷き詰められた状態ではなく、この様に木材が存在しない場所が散見された時代でした。

周りの泥も雨水で洗われて殆ど流れてしまった状態だった為、ほぼ100%の確率で雨漏りしている場所を特定することができました。

現場工事着工前の取り組み。続いて複数項目からなるプランを策定し、施主様に必要な項目のみ、ご選択いただきます。

葺き替え工事のポイント

項目1:雨漏りしている場所の屋根下地を新しくして部分的に瓦を葺き替える

新しくした屋根下地材

K様に伺ったお話では、雨漏りしているのは1か所のみ。瓦の並びは全体的に良くないのですが、それ以外のところは雨漏りしていないとのことでした。

そこで、まずは1つ目の項目として「該当箇所の屋根下地を新しくして雨漏りのリスクを軽減し、瓦の並びをキチンと整えて修理する」という項目を設けました。

雨漏りしている場所を特定する時に瓦をめっくった際、屋根下地の穴が開いていましたので、その穴を木材で塞いだ後に用いる屋根下地材の画像を、ここで掲載しています。

この下地材は硬質プラスティックでできていて、穴が開きにくく殆ど雨漏りしない特徴があります。

この下地材を使ったうえで瓦の並びを整えるので、局所的な雨漏りであれば雨漏りを解決することが可能です。

項目2 : 項目1に加えて、瓦がズレてできた隙間を無くすために、これまでよりも一段多く瓦を入れる

瓦がズレてできた隙間

赤丸部分やオレンジ色の丸の部分が、瓦がずれてできた隙間です。ここは瓦の山の部分であって、雨水が流れる部分ではありません。
従って、この部分に直接降った雨のみが屋根下地に到達するだけで、雨量にしてみれば本当に僅かの量です。雨漏りにつながることは決してありません。

ですが、瓦の重なりが少なくなっていることには違いありませんので、放置しておくと、いずれ雨漏りにつながります。

そこで、これらの隙間を合わせると、丁度1枚分の瓦が余計に入る計算になりますので、1枚余計に瓦を入れることで本来の重なり寸法を確保しようという試みです。

瓦の重なり
53Aの瓦の画像 両2寸の画像

瓦はJIS規格で形状や性能が細かく規定されています。
大きさについてはJIS A 5208の規定で定められていて、この規則に従って瓦の重なりも一定になっています。

土葺きの瓦は、この規定が適用される前から作られているので、一般的に現在の瓦よりも重なりが多く、瓦の長さの半分以上が重なっているものもあります。
この為に雨漏りしにくい面があります。

左の画像は現在最も多く使われている53Aという規格の瓦、右の画像はそれよりも重なりが多い「両2寸」という規格の瓦です。「両2寸」の瓦は53Aの瓦の2倍近く重なっていて、今でも風雨の条件が厳しい地域で使われています。

 

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