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雨漏り修理は原因究明が大切です

以前の他社修理の費用に比べて20分の1の費用で雨漏り問題を解決できました

深谷市 T様

以前の他社修理では「瓦の接合部を全てシリコンで塞いでしまい雨漏りの発生を抑える」という対策を採用してありましたが、その方法では問題が解決せず、雨漏りを繰り返していました。
一方、私たちは、ある程度の範囲で複数個所の雨漏りが発生していることから葺き替えることが最善の策と判断、雨漏り問題を完全に解決いたしました。

今回の工事のポイント

ご要望タイトル画像お客様から伺いました

1数年前から雨漏りが酷くなり、先日の台風では滝のように雨漏りがしました

以前の他社修理では、瓦にシリコンを塗って雨漏り対策をなさったそうですが、雨漏りしている場所を特定してみると、雨漏りしている場所の下地材が腐食して陥没し、一層ひどい雨漏りを引き起こしていることが判明しました。

2雨漏りする場所が広がってきました

お申し出をいただいた時点では数か所で雨漏りが始まってしまったとのことで、ピンポイントの修理では対応できませんでした。
そこで、ある程度の範囲を葺き替えることにさせていただきましたが、隣り合った瓦がシリコンで固着していた為、瓦を撤去するのに困難を極めました。

3これまでの他社修理での出費もあり、修理費用を抑えたい

。ここで、問題なのがシリコンが付いている古い瓦を使うかどうかです。これまでの経験や見積りでも、新しい瓦を使った方が遥かに修理費用を抑えることができます。

工事完了後の屋根です

角度は異なりますが同じ場所の画像です。屋根下地からすべて一新し雨漏り問題を完全に解決しました。

修理前の屋根
修理前の土葺き屋根

赤丸で囲んだ部分、つまり、瓦の上下の重なり目に塗布されたシリコンが問題です。
本来、雨水が流れて行くべきところに異物が存在するため、雨水を堰き止めるような状態になってしまったところで新たな雨漏りが発生します。

修理後の屋根
修理後の土葺き屋根

新しい瓦で葺き直したため、屋根が大変きれいになりました。

T様のお住まいでの実際の雨漏り修理の流れをご覧いただきます。 雨漏りが屋根のどこで発生しているかを特定し、対策を立てます。

葺き替え工事のポイント

雨漏りしている場所の特定

雨漏りしている場所の特定

室内で雨漏りしている真上が画像で撮影している範囲です。

赤丸部分の瓦は1枚だけ勾配が緩やかになっています。こういった場所から雨漏りをしているケースが多いです。

今回もズバリ、ここから雨漏りしていました。

シリコンで隙間を完全にふさぐ対策がなされていますが、効果はなかったようです。

雨漏りしている場所の瓦を撤去して下地材の状態を確認します

雨漏りを繰り返していると屋根の下地材が腐食してしまいます。

そういったケースでは下地の木材を交換する必要があるので、瓦を一度撤去して下地材の状態を確認します。

瓦撤去作業
瓦撤去作業の画像シリコンで隣り合った瓦同士接着してあるため、カッターナイフで切開しながら撤去する必要があります。ここで、大変手間がかかります。
屋根下地の状態
屋根下地の状態の画像切り取った杉の皮の上に瓦を固定する為の木材である瓦桟(赤丸で囲んだ部材)を固定してありますが、長く雨漏りを繰り返していた為に下地材が腐食してしまっています。
杉皮撤去後の屋根下地の状態
杉皮撤去後の屋根下地の状態の画像杉皮を取り除いてみると下地の木材(野地板と言います)が腐食して陥没していました。
雨漏りしていた場所の瓦の勾配場緩やかになっていたのも、このことが原因であったと考えられます。

屋根下地を新たにやり直します

既存の状態では新しい瓦で葺き直すことができないので、屋根下地を新たに工事しなおします。

腐食している部分は撤去し新しい木材に交換するとともに、木材以外も現代の製品を使って施工します。

垂木等の交換作業他
垂木等の交換作業他の画像野地板を取り除くと更に垂木(赤丸の部材)が腐食していました。
同寸法の部材で補強し(青丸の部材)、スズメなどが侵入するのを防ぐ部材(面戸と言います)も同時に取り付けます。
野地板の張り替え
野地板の張り替えの画像前の画像で補強した垂木に野地板を釘止めして行きます。
これで屋根下地が平らになり、瓦が葺き替えられるようになりました。
瓦桟およびルーフィングシートの取り付け
瓦桟およびルーフィングシートの取り付けの画像野地板の上にルーフィングシートを張り、その上に瓦を固定する瓦桟という部材を釘止めします。
これで瓦を葺き替える準備完了です。

瓦の葺き替えが終了しました

今回は屋根下地を中心に記事を書きましたが、最後に葺き替えた屋根についてご覧いただきます。

屋根面積にすると10坪弱ですが、2階建て1階の屋根ということもあり外壁との取り合いも関係してくるので、費用面では若干かかる傾向がります。

今回も雨漏りをきちんと解決し、きれいに仕上げることができました。

棟部分の屋根
棟部分の屋根の画像屋根下地も一新され、新しい瓦で葺き替えたので新築時とほぼ同じ状態になりました。
これで雨漏りの心配は間全くありません。
外壁との取り合い部分
外壁との取り合い部分の画像直前画像の、竪樋よりも手前の部分を撮影しています。
今回1階屋根は葺き替えていない部分もあるので、既存部分との兼ね合いで赤丸部分の瓦はこれまで使ってあった瓦をそのまま使用しています。

工期、予算(費用・価格)等のまとめ

工事の内容

葺き替え
雨漏りで腐食した木材を交換し、屋根下地をやり直して新しい瓦で葺き替えました。

工期、工事費用等の内容

工期
9日間
費用
30~50万

 

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